ビジネスコラム

暴力を友情に変えた言語パターン

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kangolこんにちは!
ビジネスプロファイラー高松です。

昨日、電車の中でビックリすることがありました。

私の目の前の座席に40代半ばくらいのサラリーマンの男性が座っていました。
その男性は仕事帰りで疲れているのか
爆睡状態。

その男性の隣に、60過ぎの身体の大きい男性がやってきました。
60過ぎの男性は酔っ払っている様子。
大きな声で何か叫んでいます。

すると、
60過ぎの男性は
40代半ばのサラリーマンが座っている奥の席が
空いているのを見つけたようでした。

ところが、
二人がけの座席が向かい合った狭い場所だったので
60過ぎの男性はなかなか入れそうにありません。

イライラしはじめたのか
60過ぎの男性は大きな声で怒鳴り出しました。

「おらっ!寝てるんじゃねぇ!
おまえ!起きろ!
聞こえないのか?!
お前!耳栓してんじゃねぇぞ!」

かなりの大声です。

それでもサラリーマンは爆睡中。

60過ぎの男性の大声はエスカレートしていきました。

「これは喧嘩になるかもな……」

私は嫌な予感を感じつつ
「やばそうになったら喧嘩を止めなきゃなぁ………面倒くさ」
と様子を見ていました。

すると、
サラリーマンがとうとう起きました。

サラリーマンと60過ぎの男性の視線が交わって
一瞬、周囲も時間が止まるような硬直。

「あぁあぁ、はじまるよ。面倒くさ………」

わたしがそう思った直後、
なんとサラリーマンはにこっと笑顔を見せました。

サラリーマン
「いやいや、本気で寝てました。」

60過ぎの男性
「お前、奥におれが座りたいのに何邪魔してんだ!」

サラリーマン
「それはお互い様でしょう(笑顔)
(あなたは)疲れてるんですよね。
気がつかずにすみません。」

60過ぎの男性
「いや………こちらこそ大声出して悪かった。」

サラリーマン
「いや疲れると本気で寝てしまうんですよ私。
ダメなんですけどねぇ。すみませんね。
お父さん。」」

60過ぎの男性
「ははは!お父さんて(笑顔)
私も本当に悪かった。つい行儀悪くしてしまって。
すまなかった!」

そんなやりとりが交わされて
二人が握手(笑)

二人は友達になった様子でした。

どんな人とも良い関係がつくれる
調和型言語パターン

サラリーマンの対応次第では
暴力沙汰になるところでした。

ところが、
サラリーマンの素晴らしい対応があったおかげで
喧嘩が回避されたばかりでなく
二人は友達になってしまいました。

わたしは感動すると共に一つの確信を深めました。

「やはりそうか……… 」

詳細のやりとりは省いて書きましたが
明らかにサラリーマンの言語パターンには特徴がありました。

あのような突発的な事態で発せられる
言語パターンは特に普段の思考パターンが色濃く表れます。

サラリーマンの言語パターンは
強い調和型の言語パターンが隠れていたのです。

言語パターンが人との関係を決める

サラリーマンと60過ぎの男性のやりとりが示したように
言語パターン次第でどんな相手とも友好的な関係を作り出せます。

あなたが起業家・経営者であれば
あなたの普段の言語パターンが
お客様、取引先、社員との関係をつくっています。

もし、
あなたの言語パターンに調和型の要素が入ると
どうなるでしょうか?

お客様との信頼関係が深まり
結果的に長いおつきあいになる。

取引先はコストよりも
あなたへの貢献に意識を向けて
がんばってくれる。

社員はあなたをより信頼して
一生懸命、笑顔で働いてくれる。

調和型の言語パターンは
ビジネスの質を向上させます。

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