ビジネスコラム

自動販売機と脳

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vendingmachineこんにちは!
ビジネスプロファイラー高松です。

自動販売機のボタンを押して
ディスプレイと異なる商品が
出てきたことがありませんか?

スプライトが飲みたいのに
コーラが出てきたことがあります。

ちょっとがっかりしました(汗

ただ、現場を知っている私からすれば
「まぁ、仕方ないな」で片付けてしまいます。

なぜ、現場を知っているかというと
私は昔、自動販売機設置・運営会社
をコンサルしていたからです。

現場は過酷なくらい忙しいです。
(大手はそこまでではないと思いますが)

担当オペレーターが
設置された自動販売機を1台ずつ訪れます。

自動販売機は市内だけでも
多いところは1,000台ちかくある。

それを担当分けしてまわるとはいえ
非常に大変です。

その上、1台ずつ
売上確認
在庫確認
在庫補充
ゴミの回収
ディスプレイ変更をします。

1台にかけられる時間は
非常に限られているので
ものすごい忙しいです。

たしか、一台の全作業を終えるのに
5分かけられなかったと思います。

忙しすぎて
ディスプレイ変更を忘れることが
たまにあるのでしょう。

ちなみに、
コンサルをきっかけに自動販売機に
興味を持った私は自動販売機について
色々調べました。

そこで面白いことを知ったのですが
最古の自動販売機は
紀元前200年頃のエジプトにあったそうです。

神殿で聖水が販売されていたとか(笑

てこの原理を応用して
硬貨を投入すると
その重みで中の受け皿が傾いて弁が開き
蛇口から水が出たそうです。

時代に関係なく
何でも商売にすることを
考える人がいるものですね(笑

さて、
意外にも長い歴史を持つ
自動販売機ですが、

実は、
自動販売機と人間の脳の仕組みは
とても似ています。

脳には行動のボタンがある

自動販売機に硬貨を入れて
購入ボタンを押すと電気信号が
内部の機械へ伝わります。

すると、
機械が作動して
信号に応じた商品を受け取り口まで
運び(落とし)ます。

人間の脳もこれと同じ。

あなたの行動の原因は
脳のボタンを押した(押された)から。

もし、
質が高い行動が続けられているならば
質が高い行動のボタンを押したからです。

反対に
質が低い行動が目立つのであれば
そういうボタンを押したから。

脳にある行動のボタンとは
言語パターンです。

言語パターンが脳のボタン

自動販売機のどのボタンを押すかで
出てくる商品が違うように

どの言語パターンを使うかで
行動が変わります。

売上アップしたい
ミッションを実現したい
生産性を高めたい
ビジネスの成果をもっと高めたい。
人生をもっと良くしたい

そう望むなら
スキル・ノウハウを磨く以前に
質の高い行動を呼び起こす
言語パターンを使う必要があります。

正しいボタンを押しているのに
間違った商品が出てくる理由

スプライトのボタンを押したのに
コーラが出てきたみたいに

質の高い言語パターンを
使っているはずなのに
好ましい成果が得られない。

もし、
そうしたことが起こりうるとしたら
原因は何なのでしょう?

自動販売機の場合は
ディスプレイ(商品表示)が
間違っていたから。

私たちの脳の場合は
現実を正しく見ていないからです。

なお、
現実を正しく見ることができない
メカニズムがあります。

私たちの脳の活動は
膨大なエネルギーを必要とします。

脳をフル稼働させると
なんと原発1個分のエネルギーが必要になる。

ですから、
脳はできるだけエネルギーを節約しようとする。

エネルギー節約を実現するメカニズムが
脳にはある。

「経験がある」と思ったこと
「知っている」と思ったことなどは
過去の記憶に基づくというものです。

つまり、
現実をみないで過去を見て行動します。
習慣とかパターン行動と呼ばれるもの。

ところが、
現実には常に世の中は変化しているし
100%過去と同じ状況はあり得ない。

過去を基準にパターン行動を繰り返すと
どんどん現実とのギャップが大きくなり
成果が低くなっていきます。

つまり、
質の高い言語パターンとは
固定的なものではなく、
目の前の現実をきちんと認識した上で
組み立てられた言語パターンです。

賢人ほど自分のことを賢いと驕らず
謙虚にすべてから学ぶ姿勢を崩さないのは
このことをよく理解しているからです。

あなたは質の高い言語パターンを使えていますか?

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