ポテンシャルを発揮して幸せなビジネスを創る真実のカギ(その8)


高松です。
自伝的に「ポテンシャルを発揮するカギ」をお伝えする第8回です。
自伝なので私の人生に沿って書いています。

興味の無い方はさっとページを閉じてください。

今回は「経営哲学が利益の源」です。
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→前回はこちら
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私は〝疑問〟の答えを探すことに酷いくらい意識が向いてしまいます。

例えば、
私は幼い頃にふと抱いた疑問があったようです。

〝あったようだ〟というのは疑問を抱いた当時は、自我がハッキリしていない年齢だったからです。

私にはいつも頭の片隅にある記憶がありました。
アパートの薄暗い廊下で母に抱きかかえられている自分。
その母の腕の中から横に立っている父とよちよち歩きの兄と思われる幼子が視界に入っていました。

その記憶が浮かぶと「ここはどこだろう?」とその時、自分が疑問を感じたことを思い出します。
一度確かめるために母にこの記憶の光景を話したことがあります。

すると、
母「よくそんなの覚えているね。そこは福岡の天神のマンションだよ。昔、天神に住んでいたからね。あんたが0歳の頃だよ。」

私は自分たちが福岡に住んでいたことがあるとは聞いていなかったので驚きでした。
しかも、妄想ではなく私が0歳の頃の光景だと言うのです。

おそらく当時抱いた「ここはどこ?」という疑問が解決しないままだったので、何でも無いこの光景をずっと覚えていたようでした。

このようなことは無数にあります。
だから、私は人から「よくそんなこと覚えているね。」と驚かれることが多いです。
誰がいつ何を言ったという細かいことまで覚えていることしばしばあります。

この私の特性は、人の〝行動原理〟を理解する強みをもたらしてくれています。

何を大切に思っていて、何に価値を感じて、何を嫌っていてどんな反応パターンがあるかというのが行動原理です。

時系列で人の発言・行動を追っていくとその人の行動原理が見えてきます。
細かいところまで記憶があるので、割と詳細に行動原理を分析できます。

人は自分のことを分かっているようで、ほとんどと言っていいくらい自分(の行動原理)を分かっていません。

ですから、
周囲の人や環境に振り回されてしまいがちです。
隣の芝が青く見えたりします。
自分がいるコミュニティが世間の常識だと思ってしまいます。

このようなとき、人は他者の行動原理に合わせて行動しようとするので様々な事上手く運ばなくなります。

これが続くと、経営者なら業績が悪化していきます。
なぜなら、他人の行動原理に合わせようとしているときは自社の魅力が失われているからです。
応援してくれているお客様が段々、離れていってしまいます。

そこで、
「自分の行動原理を理解しましょう。」という話になるのですが、これだけでは上手く行きません。

世の中には、自分の行動原理を理解するための自己理解ツールが沢山あります。
例えば、心理プロファイリング、エニアグラム、ウェルスダイナミクスなどです。
これらは自己理解をする上で参考になりますが、これだけでは現実は上手くいきません。

なぜなら、
現実の行動は、過去にプログラムされた行動パターンに準じ〝自動〟で行われるからです。
心理学では、〝自動行動〟と呼ばれるように、自動なので気づいたときは既に行動した後です。

例えば、ダイエットの事例が分かり易いでしょう。
好物のケーキをみると、理性では食べてはダメだと分かっていても衝動的に手を出してしまう。
食べてしまってから「しまった!」と思っていまう。

では、どうやったら自動行動をストップできるのでしょうか?

その答えが「人生哲学」です。
経営者ならば、〝人生=経営〟ですので「経営哲学」になります。

人生・経営哲学の本質は〝優れた視点のパッケージ〟です。

人の行動の源には〝視点〟があります。
簡単に言うと、
視点をどこに合わせるかで思考・行動が決まります。
(私の講座の中では『ゴール達成モデル』として詳しく説明しています。)

優れた視点のパッケージである人生・経営哲学があると、衝動的な行動が減り、質が高い行動が増えます。
ちなみに質が高い行動とは、自分や周りの人を幸せに向かわせる行動のことです。

ここでイメージしてみてください。
自分が採用している行動原理の全てが、自分や周囲の人を幸せにすることにつながると考えたらどのような未来が待っているでしょうか?
きっとあなたの人生・経営は最高のものになると思います。

これを叶えてくれるのが人生・経営哲学です。

また、
特に経営者は、一般の人よりも沢山の人の人生に影響を与えます。

ですから、
想うこと、考えること、発言すること、行動することにより大きな責任があります。

ですから、
自己理解ツールを用いて自分の行動原理を理解し、
役に立たない自動行動を質の髙いものへとレベルアップしていく必要があります。

ここでもし「人生・経営哲学」が無いといつまでも役に立たない自動行動に支配されてしまいます。

特に人生・経営哲学が無い人は、心理学に答えを求めがちです。
メンタルブロック解除や制限的信念を外そうと心理テクニックを学びます。

ところが、
ある程度で限界が来ます。

なぜなら、
心理テクニックでは影響を及ぼせない領域があるからです。

それは〝意思〟の領域です。

〝意思〟はテクニックでは変えられません。
育てていくものです。

人生・経営哲学に基づいて日々、自分の視点を優れた視点に修正し続けることで〝より善く生きるという意思〟が自然に育っていきます。

なぜなら、
人生・経営哲学に触れ続けると、自己実現への明確な方向性が見えてきて自己実現への欲求(「もっと善い人生を送りたい。」)が高まるからです。

こうなると、
時間は掛かったとしても必ず〝より善い人生・経営〟が実現していきます。
人間的な器が広く深くなり、決断力、行動力が高まっていきます。

経営者であれば、利益を向上させていきます。
政治家であれば、求心力が向上します。
文化人であれば、魅力を伝える力が向上します。

私が出会ってきた大物たちは、例外なく「人生・経営哲学」を重視し自らの〝より善く生きる意思〟を育て続けている人達でした。

そして、私が余命宣告を受けようが、

共同経営者に全てを奪われようが、

愛する子供たちと離ればなれになり絶望しようが

周囲の人達が手のひらを返そうが、

自らを諦めることなく乗り越えてこられたのは、こんな私にでも根底には〝より善く生きる意思〟があり自殺衝動・破滅願望に打ち克ってこられたからだというのが、今ではハッキリと分かります。

次回は、「経営哲学を実践し利益を伸ばし続けている経営者の実際」についてお伝えします。