こんにちは!
ビジネスプロファイラー高松です。
久々に大阪へ行くといつも目にする川があります。
一級河川の〝淀川〟
淀川は琵琶湖から流れ出る唯一の川で
大阪湾へ流れ込みます。
夏になると
大規模ななにわ淀川花火大会が催され
ものすごい数の人でごった返します。
さて、
そんな地元民に愛されている淀川は
ビジネスの本質を教えてくれます。
名前を変えても一本の川
淀川は一本の川には違いないのですが
途中で名前が変わります。
琵琶湖を水源として
滋賀県の人にとっては「瀬田川」
京都府民にとっては「宇治川」
京都と大阪の境の人たちにとっては「桂川」
大阪府民にとっては「淀川」
このように、
上流から下流へ進むにしたがい
名前が変わります。
経営も同じで
上流から下流へと名前が変わります。
上流は「ブランディング」
中流は「マーケティング」
下流は「マネジメント」
また、
地域によって淀川の名前が変わっても
一本の本流には違いないのと同じで
ブランディング
マーケティング
マネジメント
は一本の流れ。
もし、
途中で流れがせき止められたら
どうなるでしょう?
水位が上がり
まるで川の水が膨張し洪水を起こし
周辺の家々を飲み込み押し流す。
これと同じで
ビジネスも流れが悪くなると
損失が膨らんでいきます。
まずは水源を綺麗にする
氾濫もせず穏やかに十分な水流があっても
水が汚れていて生活に使えなければ
私たちにとっては川がないのと同じ。
川を氾濫させないことは大事ですが
それ以前に使える水であるかが大事。
そもそも使えない水ならば
近くに住まなければ良いからです。
私は小学生からしばらく
大阪で暮らしていたのですが
特に小学生の頃は
大阪の水は非常に不味かった。
かび臭い、生臭い
しかもカルキ臭い。
特に夏は
飲めたものではありませんでした。
ところが、
私が大学生になる頃には
大阪の水道水は美味しくなりました。
浄水場が改善されたことも1つの理由。
ですが、
一番の理由は水源である琵琶湖の水が
綺麗になったこと。
私が小学生の頃は
赤潮がよく発生していたと記憶しています。
それだけ琵琶湖の水が汚されていたわけです。
それが、
法整備や地元住民・企業の努力によって
大きく改善されました。
今では世界水フォーラムという
水環境の改善・維持を議論する世界会議が
琵琶湖で行われるようになったほど。
淀川の水を綺麗にしたければ
琵琶湖の水を綺麗にするしかない。
当たり前のことですが
地道で大変な力を必要とします。
ビジネスもこれと同じ。
売上・利益は飲み水。
売上・利益という飲み水があるから
生きていけます。
売上・利益を改善しようと思えば
ビジネスの水源を改善する必要がある。
先日の業界トップクラスのマーケター
とも同じような話をしていましたが、
→関連記事
売上アップしたい」と望み
マーケティングだけを頑張っても
十分な成果(美味しい水)は得られない。
マーケティングは
淀川水系に例えると桂川(中流)だからです。
売上アップしたいなら
ビジネスの水源から改善する必要があります。
ビジネスの水源はマインドセット
ビジネスの水源はマインドセットです。
→マインドセットの説明が書かれている記事
琵琶湖の水が汚れていたのは
昔は、環境への意識が低く
合成洗剤や工場排水が
琵琶湖に垂れ流しだったから。
ひとり一人が自分の都合だけで
生活で汚した水を直接、琵琶湖へ流していました。
自分や家族の快適な生活のためだけに
ビジネスをすることは
汚染水を垂れ流しするのと同じ。
マーケティングの力に頼り
価値が低い商品を高額で売る行為
がこれに該当します。
こんなことを続けていると
自分たちが飲む水まで
飲めなくなってしまいます。
自分や家族の生活を快適にすることはもちろん大事。
一回限りの人生だから
特別な体験を沢山したいという思いも大事。
ですが、
お客様やその先にいる家族に貢献したい
もっと幸せになって欲しい
という動機がなければマインドセットが崩れる。
また、もう一つ水源が汚れる理由があります。
乱れた言語パターンを使うこと・聞くこと・読むことです。
これは水源に汚れた水を注ぐ行為そのものです。
マインドセットを磨きたければ
自らの言語パターンだけでなく
身の回りの言語パターンを意識して
質の高い言語パターン環境へと自らを置く必要がある。
ちなみに、
私は言語パターン環境を気にして
家にTVをおいていません。
週刊誌も一切読みません。
あなたの言語パターン環境はどうなっていますか?