『ビジネス脳タイプ』は大きく『情熱タイプ』と『情報処理タイプ』の2グループに分類されます。
自分の『情熱タイプ』を知っておくことでビジョンや目標を明確にし易くなり、あなたのポテンシャルが格段に発揮されやすくなります。
この記事では3つの情熱タイプのうちの1つ『接近型』について解説します。
1.接近型とは
1.1 『接近型』の情熱の源泉
1.2 『接近型』の強み
1.3 『接近型』の弱み
1.4 向いている仕事の領域
2.接近型が強い人の注意点
2.1 自分の理想を他人に押しつけないこと
2.2 損得勘定で動かないこと
2.3 手段を選ぶこと
3.『接近型指数』簡易チェック
1.接近型とは
接近型とは〝目標〟へ接近していこうとするエネルギーが強い脳と心の型です。
プラス思考の傾向が強く行動が前向きです。
理想の未来ビジョンを具現化することに興味が強い。
目的意識が強く、自分の目的に関係ないことは関心が薄くなる。
といった傾向があります。
とはいえ、
いつも損得勘定で動くというわけではなく、あくまでもビジョンの実現を重視するという行動原理が中心です。
1.1『接近型』の情熱の源泉
理想の未来や自分が欲しいと思ったものを〝手に入れる〟ことが情熱の源泉です。
そのため、ときにはリスクを冒して大胆な行動をとることがあったり、リスクに気がつかなかったりするので〝危なっかしい〟一面があります。
その反面、〝挑戦意欲〟が強く
困難だと思えることでも自分にとって理想の未来に近づけるようなことならチャレンジします。
人生は願いや夢・理想を叶えるためにあると考えています。
1.2『接近型』の強み
主な強みを掲げます。もちろん、他にも強みはあります。
(1)挑戦意欲がある
(2)ゴールや目標に集中する
(3)前向きである
(4)未来志向である
(5)競いながら成長する
1.3『接近型』の弱み
主な弱みを掲げます。もちろん、他にも弱みはあります。
(1)リスクに鈍感である
(2)問題への対応が苦手
(3)慎重な意見を否定的にとらえる
(4)過去の振り返りが苦手
(5)悪気無く他人を押しのけることがある
1.4向いている仕事の領域
(1)セールス/マーケティング
(2)企業の研究開発
(3)目標達成型のコーチング
(4)起業家(アントレプレナー)
(5)建築家
など
2.接近型が強い人の注意点
接近型に強い人たちが共通して犯す過ちがあります。
ビジネスを順調に成長させるためにも、注意点を知っておきリスクを減らしておきましょう。
接近型が強いという自覚のある人は、特に以下の3つの注意点を参考に自らの〝行動指針〟を定め日常的に自分の行動を振り返ると良いでしょう。
2.1自分の理想を他人に押しつけないこと
接近型が強い人は、自分の理想しか目に入らない傾向があります。
そして、自分にとっての理想は、相手にとっても理想だという錯覚をしがちです。
この錯覚を持ったままビジネスを推し進めると、お客様に商品・サービスの価値が伝わらず売上不振に陥ったり、社員の意欲低下や離職率が上昇します。
2.2損得勘定で動かないこと
接近型が強い人が余裕を無くすと、損得を中心に判断する傾向が強くなります。
言うまでもありませんが、損得勘定が強くなるほどお客様や周囲からの信頼を失います。
ある起業家は、知人の商品を紹介販売しその成果に応じた報酬を受け取る際にがめつい態度に出たために信頼を失うということがありました。
その話が短期間のうちに業界に広まったのは言うまでもありません。
2.3手段を選ぶこと
接近型が強い人は、目標達成にこだわるあまり、倫理に反する手段をとることがあります。
もちろん、
本人は悪いことをする気などありません。
余裕の無さから目標以外が見えなくなっているために想像力が欠如してしまうのです。
3.『接近型指数』簡易診断
あなたがどのくらい接近型の要素を持っているかを簡易診断する質問を用意しました。
以下の質問に回答して、どのくらい接近型指数があるかをチェックしてみましょう。
全ての質問は、「はい」か「いいえ」で回答します。
なお、接近型指数の最大値は100点で、0点が最小値です。
質問2「「有難う」という言葉をよく使う」
質問3「物事を「成功」か「失敗」で評価することが多い」
質問4「喜びや充実感を求めることが多い」
質問5「誰かが目標を達成した話を聞くと意欲が出る」
質問6「目標がなくなるととても退屈になる」
質問7「目標が達成できないと失望する」
質問8「「感謝にあふれた自分でありたい」と“いつも”思う」
質問9「「どんな体験も自分を豊かにする」と思うとがんばれる」
質問10「自分はどんな目標も達成できると感じると力が湧く」
回答「はい」が1つにつき10点を加算してください。
合計点を計算してみましょう。
あなたの『接近型指数』は何点でしたか?