「あまりにも多くの要求、選択可能性、挑戦
があると我々は不安になり、
あまりにも少ないと退屈する。」
(M・チクセントミハイ)
「リンゴ、イチゴ、キウイ、レモン……。
あなたはどれを食べたい?」
これに1秒で答えられますか?
選択肢が多いことが自由で良いことだと
勘違いしている人が多いのですが
現実は違います。
私たちの脳は選択肢が多いと
かえって不自由になってしまう。
なぜなら、
選べず次の行動がとれなくなるから。
目の前にリンゴしかないなら
人は迷わずリンゴを選びます。
例えばマーケティングの実験例。
スーパーで6種類のジャムを並べたときと
24種類のジャムを並べたとき
どちらのときが多く売れるか
という実験がありました。
結果は一目瞭然。
6種類にしぼった方が10倍売れた。
(コロンビア大学教授 選択の科学S・アイエンガー)
この実験から分かることは
選択肢をある程度、絞ると
行動が促されるということ。
では、
選択肢を絞ろうとなりますが
ここで注意点があります。
===============================
客観性がないと
選択肢を絞ったところでリスクが増す
===============================
注意点とは
「客観性を持つこと」。
人はどうしても自分の行動に
肯定的な感情を抱いてしまいます。
いくつかの選択肢から
「これ!」というものを選ぶだけでも
人によっては大変です。
大変というのは
経済的・精神的コストがかかる
という意味。
コストをかけた決断ほど
批判的にみられないものです。
一度、走り出すと途中で
「何かおかしいな?!」
と思ってもそのまま走りきろうとする。
傍から見ると崖に向かって走っていてるのに
走っている本人は「このままで大丈夫」
という根拠ない自信をもってしまいます。
いや、
自信というよりは
「上手く行かない」と思いたくない
というのが本当のところ。
投資家が損切りできないのと同じです。
それで命を失う(倒産)のでは話にならない。
大事なことは
選択肢を絞って行動し始めても
常に新しい選択肢に気がつくための客観性。
===============================
客観性をどうやって高めるか?
===============================
客観性を高めるための簡単な方法
があります。
もちろん、
客観視が苦手な人が
いきなり大経営者なみの客観性を
手に入れるのは不可能です。
ですが、
今現在の自分より客観性を高めるだけなら
簡単にできてしまいます。
脳には〝客観性〟を高めるスイッチと
反対に〝没入感〟を高めるスイッチ
があるからです。
そのスイッチを押せば良いだけ。
もちろん、
没入感のスイッチも重要です。
没入感は行動力アップに加え
周囲への影響力を高めてくれます。
ですが、
没入感ばかり強化すると
ヒトラーのようになってしまいます。
ですから、
客観性のスイッチと没入感のスイッチを
自在に切り替えることが大事。
特に経営者・起業家ならば。
あなたは客観性のスイッチを
自在に切り替えできていますか?
P.S.
【〝客観性〟の脳のスイッチを手に入れる】
「1秒・瞬間マインドセット」セミナー
詳しくはここをクリック