『ビジネス脳タイプ』は大きく『情熱タイプ』と『情報処理タイプ』の2グループに分類されます。
自分の『情熱タイプ』を知っておくことでビジョンや目標を明確にし易くなり、あなたのポテンシャルが格段に発揮されやすくなります。
この記事では3つの情熱タイプのうちの1つ『調和型』について解説します。
1.調和型とは
1.1 『調和型』の情熱の源泉
1.2 『調和型』の強み
1.3 『調和型』の弱み
1.4 向いている仕事の領域
2.調和型が強い人の注意点
2.1 変革のチャンスを逃さないこと
2.2 主導権をしっかり持つこと
2.3 個の強みを伸ばすこと
3.『調和型指数』簡易チェック
1.調和型とは
調和型とは、自由と多様性を重視する脳と心の型です。
調和への感度が高く、
人間関係や環境の歪み、衝突・滞りなどの混乱・混沌を敏感に察知します。
ときに必要以上に衝突を避け曖昧な態度をとるように見られることがありますが、調和を大切にする行動原理が働いているからです。
1.1『調和型』の情熱の源泉
「つながり・円滑な関係」が情熱の源泉です。
そのため、孤立や衝突を嫌がり日和見主義者のような一面を見せることがあります。
その反面〝バランス感覚〟に優れており
個と個がぶつからないように調整し、物事を円滑に進めることが得意です。
人生で大切なのは〝調和を育むこと〟であると考えています。
1.2『調和型』の強み
主な強みを掲げます。もちろん、他にも強みはあります。
(1)チームワーク
(2)多様性を生かす
(3)人間関係をつなぐ
(4)利害関係の調整
(5)システム思考
1.3『調和型』の弱み
主な弱みを掲げます。もちろん、他にも弱みはあります。
(1)一人だとがんばれない
(2)他人軸になり易い
(3)目的よりも人間関係を重視することがある
(4)改革・変革に抵抗する傾向
(5)視野が固定化され易い
1.4 向いている仕事の領域
(1)チームリーダー/調整役
(2)システム設計
(3)経理・財務
(4)人材紹介
(5)人事・総務
など
2.調和型が強い人の注意点
調和型が強い人たちが共通して犯す過ちがあります。
ビジネスを順調に成長させるためにも、これら注意点を踏まえチャンスの流れに乗りましょう。
調和型が強いという自覚のある人は、特に以下の3つの注意点を参考に自らの〝行動指針〟を定め日常的に自分の行動を振り返ると良いでしょう。
2.1 変革のチャンスを逃さないこと
調和型が強い人は、仕事や物事が円滑に流れているとそれだけで満足しがちです。
すると「何か新しいチャレンジをしてわざわざ今の流れを変えたくない。」という思いが出てきて、自己変革や事業改革のチャンスを逃すことがあります。
環境は常に変化し続けているため、変革の失敗は衰退や廃業を意味します。
ですから、
然るべき時期に変革のチャンスを逃さないように注意が必要です。
2.2 主導権をしっかり持つこと
調和型が強い人は周囲との関係性を重視するあまり、主導権を他者に委ねてしまうことがあります。
主導権を他者に委ねた社長・個人起業家は、お客様から便利屋としての扱いを受けるようになります。
すると、発信力が低下し新規開拓力を失っていきます。
結果、売上・利益の不安定化や薄い利益に悩まされることになります。
2.3 個の強みを伸ばすこと
調和型が強い人は、関係性を重視するあまり他者に意識をとられ自分の強みを伸ばすことを忘れがちです。
〝真の調和〟は個々の強みの掛け算によって生まれることを考慮すると、個の強みを生かさないのは不健全な調和と言えます。
周囲にばかり意識を向けず、自分をしっかり見つめてどんな強みを伸ばせばチームやコミュニティがより繁栄していくかを考える習慣をつけましょう。
3.『調和型指数』簡易診断
あなたがどのくらい調和型の要素を持っているかを簡易診断する質問を用意しました。
以下の質問に回答して、どのくらい調和型指数があるかをチェックしてみましょう。
全ての質問は、「はい」か「いいえ」で回答します。
なお、調和型指数の最大値は100点で、0点が最小値です。
質問2「“のけ者”にされることが耐えられない」
質問3「一番苦手な感情は人への怒りだ」
質問4「「大切にされている」と感じるとパワーが出る」
質問5「強いストレスがかかると孤独になろうとする」
質問6「思いやりをとても大切にしている」
質問7「「自分は愛されている」と感じると力が湧く」
質問8「自分への思いやりを感じると心が晴れる」
質問9「人から必要とされないと疎外感を感じる」
質問10「愛や友情を“いつも”感じていたいと思う」
回答「はい」が1つにつき10点を加算してください。
合計点を計算してみましょう。
あなたの『調和型指数』は何点でしたか?