こんにちは！
ビジネスプロファイラー高松です。
先日、Ｗｅｂマーケティングコンサルとして
２０年近くご活躍中の方にお会いしてきました。
ここではＫさんとします。
Ｋさんは
Ｗｅｂマーケティングに関する確かな知識・経験
をお持ちなのはもちろん。
オフライン（非ネット）のマーケティング
に関してもかなりの実力の持ち主です。
おそらく実力は
業界トップクラスでしょう。
そんなＫさんとの話は
非常にためになるものでした。
その中でも特に共感したことがいくつかありました。
売上は一番最後
相談に来られた経営者（起業家含む）に
こちらが「課題は何ですか？」
と訊くと次のように答える方がいます。
「売上アップしたい。」
「開発した新商品を売れるようにしたい。」
このような返答は
ビジネスを全く分かっていないことが丸わかりです。
当たり前のことなのですが
販売者が売上を立てることはできません。
お客様が購入されて
はじめて売上が立つからです。
つまり、
売上は結果を示す指標であり
自分たちでコントロールできません。
ちなみに、
ネット起業家系のコンサルタントが
「売上をコントロールしましょう」
とよく言いますが、
それはメタファーであって
本気で言っているわけではありません。
一方、
ビジネスをよく分かっている人は
このような考え方をします。
「正しいプロセスを積み重ねると売上が立つ」
売上が立たないということは
プロセスに穴があるのです。
戦術よりも戦略が大事
これは私やＫさんに限らず
私の周りにいる億単位で稼ぐ起業家の共通見解です。
戦術とは現場での動き方。
行動計画を立てて
それを実行することが戦術です。
また、
行動計画の実行を支えるのが
スキル・ノウハウ。
上手くいかない経営者は
最新のマーケティングノウハウ
流行のＳＮＳなどの戦術に焦点が偏っています。
戦術をいくら磨いても
戦略が悪ければ好ましい結果は得られません。
戦略の善し悪しが戦術の効果を決めるからです。
なお、
戦略とはビジョンを実現する道筋です。
言い換えると、
戦術を組み合わせて
ビジョンへの道筋をつけていくのが戦略。
なお、戦略でつまずく経営者は次のような特徴があります。
・ビジョンが不明確
・どのような人をお客様にしたいのか不明確
・お客様にどんな価値を提供したいのか不明確
・競合の動向を意識しない・調べない
ところが、
これらの特徴に当てはまらず
戦略がしっかりしているのに
成果がでない人たちがいます。
原因は、戦略のさらに土台の部分です。
戦略の土台となり
戦略よりも業績に影響を与えるもの
それが何なのかというと
〝マインドセット〟です。
業績の８割はマインドセットで決まる
という説があります。
それくらい大事だというわけです。
ここで簡単にマインドセットの定義を説明します。
マインドセットとは
考え方、感じ方、信念、世界観など
人の心の全体のこと。
マインドセットで戦略が変わり。
戦略が変わると
戦術が変わる。
すると、成果が変わる。
前述のとおり、
ビジネスの一番最後は売上ですが
一番最初はマインドセットです。
つまり、
売上を立てたければ
マインドセットを磨けば良い。
このような言葉があります。
「garbage in,garbage out」
（ゴミを入れれば、ゴミが出る）
途中のプロセスに一切間違いがなくても
最初に入れられたものがゴミであれば
ゴミしか出てこない。
Ｋさんとお互いに共感したことは
「優れたマーケティングを取り入れても
売上・利益が上がらないのはマインドセットの問題」
ということでした。
マインドセットの問題は言語パターンに現れる
マインドセットの９９％は無意識である
と言われるように
マインドセットの問題は
自分では自覚することは非常に困難です。
そもそも、自覚していたら問題は起きません。
ただし、
マインドセットは言語パターンに現れます。
ですから
聴くべき人が聴けば
相手のマインドセットの問題は分かります。
ここでの注意点は
言語パターンで重要なのは構造だということ。
単に言葉遣いを拾えば問題がわかるというようなものではない。
聴くべき人に聴いてもらい
ご自身の言葉パターンの構造がわかれば
どこに問題があるのかが発見できます。
このことを経験的に知っている
経営者は定期的に専門家と会って
話を聴いてもらう時間を持ちます。
すると、
マインドセットの問題を発見できます。
マインドセットの改善を意識して過ごすと
徐々に発想・視点が変わり
業績が伸びていきます。
多くは語られませんが
私が出会った成功している起業家はみなさん
このようなことを地道にしています。
実際、
わたしもそうやって月商を伸ばし続けています。
少なくとも独立当初の５倍にはなっています。
あなたは、定期的に専門家に話を聴いてもらっていますか？